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ひまじいのボケ談義【最終章】vol.7

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信じたくない! これって、ボケの始まり?! 

どうだった、ボケジイの、いゃ、ヒマジイのボケ談義? 

実を云うとさ、この俺がボケと云うか、認知症について強い関心を持つようになったのはつい最近の事だったんだ。 

それまではあんた達と全く一緒でよ、ボケだの認知症については全く無頓着で興味は無かったし、

関心もゼロに近かった訳なのよ。

ハハハハ、だけどよ、女房の一言から興味を持つようになっちまったんだ。

一年くらい前からだったかな、俺の行動を見ては女房のヤツ、この俺のことをボケよわ張りし始めてさ、何かと云うと笑いながらボケジイ、ボケジイとこの俺に向かって云いやがるのよ。(笑い)

全く、失礼極まりないよな、亭主に向かってよ! なぁあ?(笑い) 

だけどよ、ハッハハハハ・・・。

云われても無理はないかと自分でも思うような事がいっぱいあってよ、俺も一緒になって笑うしかなかった訳なんだ。

だってさ、自分でも信じられないくらい物事を忘れちまうんだもんよ。

昨日の夜に食った飯が何だったかを思い出せないばかりか、まだ一年も経たないのに会った人を忘れていたりと云った感じでさ。

あんたさぁ、こんな事ないかい? 

あれ?なんか知ってる気がする。

テレビで録画しておいたものを観ていてよ、それを殆ど最後まで見終わった頃に〝あれっ〟と、思った事は、さ。 

俺はよ、ここんとこ、それ、しょっちゅうなのよ。

前にも言ったと思うんだけど俺は結構時代劇が好きでさ、よくケ-ブルテレビの〝時代劇専門チャンネル〟でそれを

鑑賞しててさ。

するとよ、女房がそんな俺を見て笑いやがるんだ。

『あら、あんたも好きねぇ、又それ観てんの? 確かこの前もおんなじの見てたじゃない?・・・』って、ね。

ハハハハ、なんて事はないよな!

確かにさ、途中で〝あれっ〟と云う場面が有るにはある訳なのよ。

と、云う事は一度観てはいるんだろうけどね、だけどどうしても全部をハッキリ思い出せる訳ではないんだよな。

そんな俺を見て云うのよ、女房が、 『そんなに忘れっぽくなったんじゃ心配だわ、まさか始まってるんじゃないわよね? 病院に行くとさ、物忘れ外来ってのがあるそうだから一度行って診てもらってよ、私嫌だからね、今からボケられたんじゃ!』と、ね。

女房に云われなくってもさ、最近の自分に〝ちょっとおかしいな〟とは思っていた訳なんだ、余りにも物忘れが酷いからさ。(笑い) 

とは云いながらも、内心では、自分はまだ大丈夫とは思ってるんだけどね。

しかし、用心に越したことはないもんな。

だから俺はこれを機会にボケないためにさ、認知症についていろいろと調べ、出来る範囲で勉強をしてみたと、

こう云う訳だったんだ。

だったらよ、物はついでと云うじゃんか? 

それなら俺が勉強して分かったことをよ、あんたたちみんなに伝えてあげられたら少しでもみんなの役に立つんじゃないかと、ボケ談義にしたのよ。

まぁ、大した役には立たないだろうけどよ、俺としては読んでもらえただけでも嬉しいやね。

と、云う事でボケ談義もソロソロ終わりにしようと思うんだ。

くだらない俺の話に、最後まで付き合ってもらえて、ホント有難うな。

最後にさ、思いっきり笑えそうな、いや、全く笑えないかも知れない〝この俺がやっちまったおかしな話〟を、あんた達への置き土産(みやげ)として話しとこうと思うんだ。 

これはさ、〝本当にボケ始めたんじゃないのか?〟と思って、俺自身も、そして女房もマジに心配してしまった、本当の話なのよ。

ひょっとしたらさ、俺と似たような体験をした人も居るかも知れないな? もしも聞いてみてさ、可笑しかったら遠慮なんかしなくても良いから思いっきり腹を抱えて笑ってやってや!(笑い)

じゃあ、始めさせてもらうね。

ひまじいアイドルコンサートに行く!!

つかぬ事を訊くけどあんた、純烈って知ってるかい? え、知ってる! 何っ、あんたは知らないの? 

そうか、当たり前だよね。 知ってる人も居れば知らない人だっているよね、きっと。

実を云うとさ、俺も純烈なんて全く知らなかったんだ。

何故ならさ、俺はほら、年寄りだけに歌と云えば昔っから演歌派だからよ、古い人で好きなのは石原裕次郎で、最近の歌手って云えば吉幾三かな。(笑い) 

何で純烈かと云えばよ、去年の今頃だったと思うんだけど女房のヤツが足立区の広報で純烈によるコンサ-トの募集広告を見て、それにチャッカリ応募してたって云う訳だったのよ。

俺の女房はよ、本当の事を言えば山内惠介のファンなんだけどな。

けどよ、偶々(たまたま)足立区の広報を見てたら 700 名を無料で招待するとあったらしくてな、

当たらなくて元々のつもりで応募してたんだって。

そしたらよ、運良くもそれが当たっちまったと、こう云う訳だったのよ。

それで俺は、純烈とはどう云ったものなのかを女房に訊いてよ、その時やっとそのようなグル-プの存在を知ったと

云う訳だったんだ。

女房が言うにはよ、何でも銭湯アイドルとして一躍有名になったと云うんだけど、最近ではテレビでも結構よく見る

みたいだし、舞台とかCMなんかでもソコソコ活躍してるって云う話らしいよ。

純烈のその公演ってのが確か 11 月の 3 日、文化の日でよ、公演会場は北千住駅前に在ったマルイの 11 階

〝シアタ-1010〟だったと思うんだ。

俺もよ、演歌は好きだけど芸能人のそういったステ-ジはあんまり観に行った経験がなかったからさ、内心では結構

ワクワクした気分になって女房と一緒に二人で行く事にしたのよ。 

と、云う事でさ、その当日に朝飯を食ってたら女房がこう言ったんだ、『午後一時の開演だから余裕をもって十時半過ぎのバスで行きたいからさ、だから十時半には家を出られるようにしてね』と。

俺らが住んでるところからバスで最寄りの駅まで行ってよ、そこから千代田線の電車に乗れば三十分も掛からないから一時間も有れば大楽勝な筈なんだけど、女房のヤツは余裕を持って出かけたいと、こう云う訳だったのよ。

ま、解からんでもないけどな、遅れたくないその気持ちはさ。

そこで俺は、女房の気持ちを尊重して、十時半には家を出られるようにと早速朝飯を食った後の、後片づけよ。 

え、何だって? 『女房がやるんじゃなくって、亭主のお前が後片付けをやるのか?』だって!?ハッハハハハ・・・、

そんなに驚かないでくれよ。

作って飯の用意をするのは女房だけどよ、食った後の後片付けとゴミ出し、それに風呂の掃除はここ何年も

この俺の仕事よ! 

そんなことくらい、あんただってやってんじゃねぇのか? え、やってない!

そうか、あんたまだ若かったんだっけ。

だけどよ、歳を取って働けなくなっちまったらしょうがねぇだろうよ。

あんたもそうなったら進んでこんな感じでやってみなよ、奥さん喜ぶからさ。

俺の場合はよ、身体を壊してしまって女房には迷惑ばっかり掛けてるじゃんかよ、だから、せめてそれくらいは

してやらないと、な・・・・。(笑い) 

日常のボケ具合

いっけねぇ、何だったけ、話? 

あ、そうか、後片付けだったな。

俺はよ、後片付けをやる時はまず先にヤカンに水を入れて、麦茶を沸かすことから始めるんだ。 

どうして先に麦茶を沸かすか、解かるかい? 

ハッハハハハ、最近、すっごく忘れっぽいからなんだ、この俺は。

片付けた後にを使うとよ、とんでもない事をやらかしちまうからなのよ!

今までに何回ナベやヤカンを真っ黒こげに焦がしてきたことか、数え上げればキリがないほどなんだ。

ホント、まいっちゃうよな! 

ナベやヤカンに火を掛けてよ、それが煮立つまでの間と思ってツイその場から離れて、

テレビで好きな番組を見始めるじゃんか!

その時はよ、十分経ったら見に行くつもりでいるんだけど、結局はテレビに夢中になってしまい、火をつけていた事なんかスッカリ忘れてしまって、ついうっかりナベやヤカンを焦がしてしまうのさ。

酷いときなんか水分はスッカリ無くなってしまってよ、ハッハハハハ・・・、ナベの中に入っていた具材は全部

真っ黒こげの炭の塊よ!

火事になってもおかしくない。

甘酒を焦がしたときも、あれも最悪だったな! 

俺はよ、甘いものが好きなもんだから冬になって寒くなってくると、よく甘酒の素を買って来てはヤカンで沸かして飲んでた訳なのよ。

そしてよ、正月を過ぎて偶々俺が一人で留守番になったとき、好きな甘酒を沸かして飲もうと考えてさ。 

寒い時の甘酒はよ、何とも云えないくらい美味いもんな!(笑い) 

そう思って、袋に入ってた甘酒の素をヤカンに全部入れて、それを水で半分に薄め火をつけるじゃないかよ、その後どうしても観たいテレビ番組があったもんだから、ほんのちょっと目を放して別室に行っていた訳よ。

だけど、ほんのちょっとのつもりがよ、恐ろしいもんでいつの間にか15分、いゃ、20 分ほど経ってたんだろうな。

何てこたぁねぇやな、ヤカンの周りは噴きこぼれた甘酒でレンジごとベットベトだし、ヤカンの底は米粒が焼け焦げてガッチガチに固まってる始末でよ、洗いずらいって事も有って、どう洗っても全く落ちやしねぇのよ。

結局はしょうがねぇからヤカンごと甘酒を捨ててよ、何のバチかぶりか知らないけど俺は正月早々から面白くもねぇ、台所の大掃除さね。(笑い) 

あ、ゴメンよ! また大きく話が横道に反れちまったな! 

と、まあ、こんな事が最近の俺には余りにも多過ぎたもんだからよ、さすがに女房もこの俺が火事を出すんじゃないかと心配して、この俺を怒る訳さ。

ハッハハハハ・・・・、怒られてもしょうがないけどな、俺自身がいつかは火事を出すんじゃないかと思って怖いなと感じていたくらいなんだからよ。

だからよ、だから俺は、どうしても火を使わなければならない時には後片付けをしながら殆ど同時にやるようにしてた訳なんだ。

こうすれば、ほら、目の前で見ていられるだけ噴きこぼす心配もないし、火を消し忘れる心配もないからよ、

取り敢えずは安心じゃん! な?

こうやって食後の後片付けも順調に済ませ、そして、俺たちは女房のご要望に応えて

十時半ちょっと前には家を出られた訳よ。 

ところがよ、俺は家を出たは良いけど、まだ何十メ-トルも歩かないうちにとても嫌な胸騒ぎがしてな、

何となく妙に落ち着かなくなったんだわ。

ハハハハ、そんな経験、あんた達には無かったかい? 例えば、さ、

〝あれ、あの部屋の窓、閉めて鍵を掛けたっけ? あれっ、さっき火を使ったけど、ちゃんと消したっけ!〟と、云った感じでよ。 

人間ってさ、いゃ、俺はボケ掛かってるんじゃないかと自分で心配してるから余計にそうなんだろうけど、

一旦そんなふうに思うと心配はドンドン募って膨らんでいくよね? 

どう、そんなことない? 

不安で確認、そして…。

俺はさ、家を出たその時、 

(火を消したっけ!? 消したとは思うけどどうだったかな?・・・) 

そんなふうに思えてしまい、消したとは思いながらもドンドン不安になっていって、結局は心配で

堪らなくなっていったと、こう云う事だったのよ。

だからさ、先を急ごうとする女房を引き止めて、 『消したとは思うんだけど念のためによ、一旦家に戻って確認をしてくるからお前はここでちょっと待っててくれないか!』

と、声を掛けて、女房にはその場で待っててもらい、念には念を入れるつもりで一度家に引き返し、そして、

チャンと火を消したかどうかを確認してきたという、こう云う訳だったのよ。 

確認して一安心するも??

〝念には念を入れろ〟って云うもんな、火事でも出したら大変だもんよ。

と、まあ、そんな人騒がせな一幕も有ったけど時間には余裕があったからな、だから開演までは一時間近く待たされるような感じで、俺たち二人は目的地でもあった北千住に着いたと云う訳だったんだ。

着いてみると結構な人出でよ、席は事前に決まっていたと云うのにみんなの早い事早いこと、

恐れ入り屋の鬼子母神よ。(笑い) 

そうこうしていたら早くも時間が来てよ、案内に従って通された俺たちの席は二階席の一番前さね。 

欲を云えば一階席のかぶり付き(最前列)が良かったんだけどよ、まぁ、贅沢は云えねぇやな、何せ、

タダなんだからさ。(笑い)

でもよ、二階席でも一番前の席だっただけに、そんなに悪くもなかったと思うんだ、意外とな。 

最近の劇場にはほら、何処でも大型のスクリ-ン(モニタ-)を完備してるし、遠くの席からでもよく見えるし、

音響効果で臨場感もバッチリじゃん。

だからよ、演歌じゃあなかったけど女房はそれなりに喜んでいたようだし、純烈って云うグループは初めて見せてもらった訳だけど、ま、結構楽しませてもらえたし、良かったと思うんだ。

だけど、不思議なもんだよな?

それまでは殆ど気にもしていなかった純烈がよ、それからと云うものテレビで見かけたりすると妙に

親近感が沸いてきて、興味深げになるんだからよ。(笑い) 

まあ、それはそれとしてよ、純烈の公演が終ったのは午後三時をちょっと過ぎた頃だったと思うんだ。

だからよ、 

『時間はまだ早いし、せっかくだから久しぶりに買い物を楽しみたい』

と、女房が言うもんだからよ、俺としては付き合うしかないやな! 

久しぶりに女房と美味い飯を食って、買い物に付き合い、そして家路について帰ったのはスッカリ夜も更けた八時ごろだったと思うんだ。

久しぶりに楽しめた事で女房はご機嫌だし、俺も遠ざかっていた酒を少し飲めてお互いにソコソコ楽しい気分での

ご帰還よ。

ハッハハハハ、たまには良いもんだよな、こう云う事ってさ。(笑い)

ところが、家に帰りつく直前になって、俺はちょっとした異変に気付いてしまい、この上なく焦ってしまう事になっちまった訳なのよ。

俺のその様子に気付いた妻が、 『どうしたの? 何かあった?!』って、訊いてきたから、『おかしいな、カギがねぇんだ、鍵が!』って、素直に俺は答えた訳なのよ。

何と、家まであと僅かと云うところまで帰ってきて、ことも有ろうに玄関のカギを失くしていた事に気が付くとはよ、ホント、まいっちまうよな?

そんな俺を見て、女房が又もや心配そうに云うんだな。

『最近ホントに多いわね? 大丈夫なの、シッカリしてよ。良いわ、カギなら私も持ってるから。明日にでも合鍵作って来てよ、無いと困るからさ』

どこで失くしたものやら、ホントに困ったもんです。

一日の終りにかましたボケ。

そして、その直後よ、バッグの中から自分のカギを取り出して、玄関を開けようとしてドアに近づいた女房が、思わぬ感じで素っ頓狂な声をあげたのは! 

『え、えぇっ! な、何なのよ、これっ!!!』

俺も女房の驚きようにビックリしたんだけどさ、何で女房がそんなに驚いたのか、あんた、想像がつくかい?! 

俺もよ、次に発する女房の言葉にはさすがに驚いちまって、ハッハハハハ、何ともはや、反省のしきりよ。(笑い)

『カギを失くしたなんてよく言うわ! 何よこれ、あなた、カギ、挿しっぱなしじゃない、シッカリしてよ、怖いわね、もうっ!!』 

何と、失くしたものとばかり思ってた鍵が、そのカギが恐ろしい事に玄関のカギ穴に差し込まれたままになっていたと、こう云う訳だったのよ。

つまり、出掛けたすぐ後に火を消したかが不安になって、俺は一度引き返してそれを確認しに帰った訳じゃん。

だけど、その時カギを抜かないで部屋に入り、用を済ませるとそのまま鍵を掛けることなく、しかもそれを抜き忘れてドアだけ閉め、何事もなかった感じで出てきたと、こう云う訳だったんだな。(笑い)

これってどう、笑える? ハハハハ、笑えないよね? 

最近、俺たちが住んでいる地域でも結構空き巣狙いが横行していてさ。

例の押し入り強盗もある事から警察もしょっちゅう警戒をするよう呼び掛けているし、問題になってはいる訳なんだ。 

そんな中での、これだもんね。 

その後女房には怒られるわ、小言は云われるわで閉口した俺なんだけどさ、

これってやっぱりボケが絡んでんだろうかね? 

ヤカンやナベはしょっちゅう焦がしてしまうわ、物忘れは多くなったような、ましてや玄関の鍵を掛け忘れるなんて、これってやっぱりボケの始まりなんだろうか? マイッチングだよね!? ホント!

どうだった、俺の最後の話? 

玄関の鍵を掛け忘れて出掛けるなんて、ホント、最悪だよね? 

幸いにさ、泥棒に入られなかったのがせめてもの救いだけど、これでもし泥棒に入られていたとしても

文句も言えないよな。 

だけど、あんたどう思う? 

もしもよ、玄関のドアにこのような感じでカギが差し込まれていたら、そして、それを見た人は

どのような反応を示すのかを、さ・・・。

俺は思うのよ。

〝あ、カギが差し込まれたまんまだ。と、云う事は誰かがすぐに出てくるんだな〟

と、考えるんじゃないかな、と。(笑い) 

ハッハハハハ、これは何とも都合のいい考えだよね? 

やっぱり心配だからさ、だから俺は、これまでに話してきたように精一杯ボケ防止には努めようと、

このように思ってる訳なんだ。

あんたもさ、楽しい老後が送れるように頑張ってね!! 

最後までお付き合い下さいまして、誠に有難うございました。

またブログを更新しようと思います。

次回からのお付き合いも宜しくお願い申し上げて、今回はこれにて失礼いたします。了

                                       敬具

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